山中温泉は今を遡る事1,300年、僧行基に発見されたといわれ、以来800年にわたり芭蕉をはじめ多くの文人墨客の訪れるところとなった。素晴らしい渓谷美を見せ加賀温泉郷の中でも自然が残っている。
長い歴史に育まれた伝統文化のまちとしても知られ、中でも山中塗りと古九谷は世界的な工芸品として高い評価を受けている。

山中温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷、鶴仙渓。奇岩・名曝が連なり風光明媚。芭蕉もこの辺りを気に入りいくつかの句を残している。
鶴仙渓にかかる趣の異なる3つの橋を、渓流沿いに作られた遊歩道でめぐることができる。
木立の間から見える渓流の流れは美しく、森林の香り漂う中に野鳥のさえずりが聞こえて爽やかだ。

風雅な総檜造りの橋は、周囲の木々に隠されていたかのように姿をあらわす。四季を通じて山中温泉の代表的な景勝地であり、浴客が必ず訪れるシンボル的な場所。

ユニークなS字型の橋は、いけばな草月流家元・勅使河原宏氏のデザイン。ライトアップされた夜の橋も美しい。

鶴仙渓の最も下流、大きな淵に架かるアーチ型の黒谷橋。芭蕉もここが気に入り、行脚のたのしみここにありと詠いだしたそうだ。

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どーんと天井まで吹き抜けになっている、開放感たっぷりの町の共同浴場。 湯船は深く、立ちあがっても腰上くらいまで無色透明のお湯がくる。その昔、文人墨客も親しんだそうだ。地元の人たちの会話に耳を傾けながらお湯につかるのも楽しい。こちらは男湯となっており、女湯はななめ向の「芦の湯」。
内湯、露天風呂、ジャグジー、香り湯、打たせ湯、サウナ、そしてプール(別途700円が必要)も併設された大きな温泉施設。80人ほどが休める畳の休憩所ではTVをみたり、茶菓子を食べたりなど、みなおもいおもいにくつろいでいる。家族風呂(1時間1,100円)も人気らしい。温泉の風情を味わうなら総湯「菊の湯」に軍配が上がるが、ファミリーがくつろぐにはここはもってこいの場所。

生活の中で身近に使える山中漆器を提案しているのが「うるしの器あさだ」だ。
山中伝統の木地(ろくろ挽)から漆を塗る作業までこちらの工房で行われている。気軽に入れる店内には国産の木にこだわった漆器類がならんでいる。実生活の場で使って木のぬくもりを味わってほしいとの願いから、漆器の伝統を受け継ぎながらもカジュアルな作品が多い。また一部は百貨店が買い付けにくる品物もあるが、ここで買うと地元価格なのがうれしい。
製造工程で少し傷が入ってしまった品などを格安で提供するコーナーもあるが、使用にはまったく問題ない掘り出し物だ。
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山中で味わう本物の手打ちそば
決して広くはない店内にテーブルが4つ(奥には小上がりもある)。お品書きにはそばのうんちくが書かれていて楽しい。それによると、このしこしこのそばをつゆに半分くらいつけて音を立てて食べるのがおいしいとされている。隣の席では、いかにもそば好きそうな人がおいしそうにずるずる音を立ててやっている。少し気後れしながらも”ずずずっ”と吸込んでみるとこれがうまい!そばの香りがいっそう引立つ。お土産のメニューにはそば粉も有り通をうならせる店だ。
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もり・・・¥600 3色もりそば・・・¥900 天ざる・・・¥1,700 |
| 山中温泉は「料理の鉄人」でおなじみの料理人、道場六三郎の故郷なのだそうで、たまに里帰りした道場さんが町中を散歩しているところをちょくちょく目撃されている。その姿はその辺にいる”おっちゃん”だそうだ。また、本サイトで紹介している宿「胡蝶」にも遊びにくることがあるそうだ。氏と胡蝶の結びつきはといえば、山中の名旅館「河鹿荘」(残念なことに今では建替えられてしまっている)で胡蝶の料理場の親方、故堀氏が料理長をしていた時代に道場氏が料理人として包丁を握っていたそうだ(愛称は”ろくちゃん”と言うそうです)。 私のような下々のものには道場さんの料理を食べれる機会に恵まれることは一生なさそうで、どれだけおいしい料理なのか想像がつかない。そこで現在の胡蝶の料理長、三谷氏に聞いてみたらこんな答えが返ってきました。「彼の料理は一言でいうと”道場料理”なんですよ。ものすごい研究熱心で、自分の料理の世界を確立している。こだわりを持っていながらもこだわりに縛られず深く”おいしい”ということを追求している。」うー、深い。 道場さーん、このホームページ見ていたら(なわけないか・・・)、下々の私にもあなたの料理がどんなに素晴らしいか分かるように、一度ご馳走してくれませんか!? |

山中温泉の夏の夜は、毎晩お祭でにぎわう。
中心のイベントはふるさと縁日広場(総湯「菊の湯」の周辺)で夜8:00頃から始まる。夜風に涼を感じるこの時間、宿で食事を終えた宿泊客たちが浴衣姿で沿道をうめる。道端にはおなじみの金魚すくいや射的場など子供の頃の記憶が呼び覚まされる。また、山中漆器のアウトレットも手ごろな価格で売られてる。地もとの方々が運営してるらしくアットホームな雰囲気がうれしい。
ステージでは山中節、和太鼓の演奏などがみられる。
一夜明けて、あやとり橋、こおろぎ橋では、朝7:00からは宿の女将さんたちから飴湯がふるまわれる。すがすがしい山中の朝の空気の中、これを目当てに散歩してみるのもいい。