
大小100あまりの源泉から毎分36,000リットルもの温泉が湧き出す草津温泉。 その中で1番大きいのがこの湯畑だ。草津温泉の町はこの湯畑をぐるっととり囲むように できていいる。ここから噴きだす高温の湯は何本もの細い木桶を通り、外気で温度を下げながら 各旅館に送られている。

幕末から行われている草津独特の入浴法「時間湯」を、踊りと歌を交えて披露しているのが 湯畑前の熱の湯。「♪草津よいとこ〜」と旅情を誘う、かの有名な草津節に合わせて、 長い板で湯をもみ、水で薄めずに温度を下げる。その後で桶で湯を頭からかぶり、 47〜48℃の湯に3分入浴するというもの。
草津町には古くから、温泉の効能や湧出場所に合わせて、随所に浴場が作られてきた。 現在も、町民が地元の温泉の恩恵に十分預かれるように、19箇所の共同浴場が設置されている。 なかでも「千代の湯」「地蔵の湯」では、湯長さんの指導により、熱い湯に時間を区切って入浴する草津伝統の「時間湯」が行われている。また共同浴場は建てられて時期が異なるのでそれぞれ外観が個性的。

白旗の湯
源頼朝が草津温泉を発見したという伝承に基づき、源氏の白旗にちなんで命名。 平成4年にリニューアル、屋根から突き出たやぐらのような湯気抜きなど、独特の様式や 内装もみどころ。

千代の湯
湯畑から滝下通りに少し入ったところに、時間湯の指導が行われている千代の湯が有り、 草津伝統の入浴方法を伝えている。

至る所から温泉が湧き出し、湯川となって流れる西の河原公園。草木も育たず、湯煙がもやのように 漂う様子に、かつては鬼の泉水、別名賽の河原とおそれられ、訪れる人もまれだったそうだ。 現在は遊歩道が整備され、浴衣姿の観光客が大勢訪れる観光スポットに変身。 流れる湯に手足を浸して天然の温泉を楽しむ人、不思議な景観をバックに記念撮影をする人でにぎやか。「大声を出してはいけない」とされた昔とは隔世の感あり。 またこの公園には、草津を訪れた文人の碑が点在しているので、これらを道しるべに散策するのも一案。