2008年7月アーカイブ

現代人の羊水
なんですよね。栃尾又温泉のぬる湯は。
自分の首と頭をのせるのにしっくりくる石の部分をそこに頭を預けて根をはやす。
体の重みから開放される
2時間。
常連さんはふつーに2時間でも3時間でも入ります。ぬるいですからね。
現実と眠りの世界の区別がつかなくなってくれば
しめたもの
もうろうとした意識のまま体温よりもすこし高いほどの湯に
意識はもうろうと
もうろうと・・・。
普段どおりって言うなー!
さて、宝巌堂の新しい宿泊レポのアップももう間近です。
一つ前の車が故障したはなしの続き。
いつもお世話になってるクルマ屋さんへその故障した車を持ち込むと、数日預かって調べるという。
「代車をどうぞ」といって貸してくれたのが
泣く子も黙る
ベンツ(小型だけど)。
しかも
新車。
これはラッキー。
「ずっと代車でいいや」
と思っていたら、
翌日すぐに
「お待たせしました~」との電話。
昨日は走行距離50kmの新品ベンツだったのに
今日はやがて17万kmに届こうかという我が愛車。
もしばらくこのご老体に鞭打つとするか。
長い出張に出ていました。
メッセージとかくださってた方、遅くなって申し訳ありません!!
で、その出張の途中にお世話になったのが箱根 芦の湯温泉の「松坂屋本店」という湯宿。
1年間の改装期間を経て、この度晴れてリニューアルオープンした宿です。
温泉ビューティ研究家 石井さんがお気に入りの温泉で、
リニューアルオープンするということを石井さんのブログで知り気になっていた宿です。
創業345年の老舗旅館ですが、
こんなお洒落な和モダンの雰囲気に生まれ変わりました。

しかし、それ以上にいいのがお湯ですね。

ありそうでめったにお目にかかれないグリーンのお湯です。
硫黄泉といえば草津などの酸性の湯が思い浮かびますが、ここは珍しくアルカリ性。
硫黄の匂いはきつく無く、香りを楽しみながら入浴できます。
石井さんの著書「温泉ビューティー」によると美肌・デトックスの特徴があるお湯のようです。
連れは、女将さんの肌が「すっべすべ」であることを見逃さなかった。
さて今回の旅、山代温泉、横浜、箱根、栃木とかなりの行程でしたが、
途中道に迷い、車が故障したりと結構試練の出張でした。
そんな疲れた僕の心に追い討ちをかけるかのように
ある事件が・・・。
(自分にとってはかなり大事件)
松坂屋本店で撮った写真がどんな風に写っているかワクワクしながらパソコンをいじっていたけど
無い。
300枚くらい撮ったうちの100枚がどーしても見つからない。
無い。無い。無い。
と心の中でつぶやきながら。
2時間くらいパソコンの中を探し回ったけど見つからず。
やってしまったようだ。
CF(デジカメのフィルム代わり)の写真データを、パソコンにコピーが完了したと勘違いして消去してしまったらしい。
会心の写真がたくさん撮れてたはずなのに!!
「逃がした魚は・・・」
の釣師の気持ち。
愛知に用事があったので、久しぶりに伊良湖岬の「ニューいらご」へ行って来ました。

料理が
”劇的に”
進化していました!!
この宿以前から、丁寧かつ工夫のある料理で知る人ぞ知る宿でした。
食材感を大切に、地元の味をベースにした上等なローカル料理だったとおもいます。
この料理は「地魚おまかせコース」として残ってはいますが、
今回素晴らしかったのは「COURSE:CREATE(コースクリエイト)」と銘うたれた創作料理。
和の料理人が郷土の食材を使って、洋のテイストで作った料理。
言い換えれば、板場を仕切る若旦那の
フレンチへの憧れ
がダイレクトに現れた料理でありましょう。
料理の内容だけを見たら3万円超えのハイクラスな宿でも通用しそうな内容です。
まさにこの料理を食べるためにこの土地に足を運ぶ価値があるものです。
実は1年くらい前にもCOURSE:CREATE(コースクリエイト)の前身となる料理は
頂いたことがあるのですが、今回の料理を食べてみるとあの当時はあきらかに発展途上であったと感じます。
それくらい、今回がよかった。
聞いてみると、今までは見た目はフレンチでも味付けは地元志向であったと振り返る若旦那。
試行錯誤の末、静岡出身の若女将が”美味しい!”って感じる味付けに軌道修正。
そうして出来上がった今回の料理は
「伊良湖の地魚を食べに行こうか」というお客さんから
これからは「ニューいらごの料理を食べに行こう」といふうにお客さんの意識を変えるくらいの魅力があります。
若旦那は一生懸命料理と宿を向上させようと努力してますし、
若女将さんの接客はホント癒されます。
ただし、建物に関しては前回と特に変化はなし。
あと3年くらいを目標に建物のレベルアップも視野に入れているようです。
この宿本当に
大化けするかもしれません。
そういえばHanako Westでも大きく取り上げられていましたね。
窪山哲雄さんという方が特集されているTV番組をみて興味を持ち、早速本その方のをとり寄せて読んでいるところです。
経営破綻したホテルエイペックス洞爺をザ・ウィンザーホテル洞爺として奇跡的に蘇らせた張本人。
このザ・ウィンザーホテル洞爺洞爺湖サミットの首脳会議場というからスゴイじゃないですか。
石森章太郎の漫画「ホテル」は窪山さんがモデルとも言われる、ホテル界のカリスマらしいです。
まだ本の途中ですが、欧米で育まれてきたホテルという宿泊施設は、まさしく文化んだなぁっていうこと。
日本にももちろん宿とい文化はありますね。
しかし、宿を文化として語れる宿のご主人が日本にどれだけいるでしょうか。
文化に対してお金を払う価値観をもったお客がどれだけいるでしょうか。
いろいろ考えさせられてます。
御宿かわせみのご主人が言っていた「継承すべき御宿かわせみの文化」についての話が、少し分かりかけた気がします。
あ、でも「そもそも文化ってなに?」て質問はなしですよ。
僕だって分からないんですから。
