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山ふところの宿みやま Archive
山ふところの宿みやま レポ準備 枕
- 2007年12月 1日 22:11
- 山ふところの宿みやま
「1日一組限定の宿って怖い」と連れは言う。
<ここから妄想モード>
酸いも甘いも噛み分けた客と、
そんな客ばかりを相手にしてきたやはり酸いも甘いも噛み分けた主が、
張り詰めるような緊張感のなか、双方が一定の距離感を保ちつつも濃密に対峙する。
私らのようなちゃらちゃらした者が行けば冷ややかな視線を浴びせられるか、下手したら罵倒される。
おばかなわれわれは、すきやばし次郎で寿司を食うときのようなそんな妄想を描いてしまうのです。
<妄想モードここまで>
その手の宿へは敷居の高いイメージがあっていまだに泊まったことがない。
あ、でも古守宿一作の宿泊レポートを見ると決してそんなことはないのですけどね。
みやまは1日3組の宿(新館)。部屋は5つあるが3室がうまると予約を締め切る。
ならばある程度緊張感が必要かというとこれがまったく逆。
1日3組の宿といえば薪の音を思い出す。ここも肌身に纏うような心地よい宿だった。
そういえば薪の音ももと農家で今は宿屋と農家の兼業。
あちらはとれたて野菜でフレンチ、館内は古民家風と洋風のコラボレーションというお洒落な空間。
こちらは郷土料理ベースの料理で、館内は木の風合い豊かでやはりお洒落だが
そのベースには湯治宿としての背景がある。
その辺のちがいはあるものの、居心地のよさは通じるものがある。
これくらいの規模が私たちの波長に合うのかもしれない。
金山杉の吹き抜けのラウンジを一通り物色した連れは、
「家建てるなら、こんなスペースが欲しい」
と、お気軽にのたまう。
鳴子温泉郷 川渡温泉(かわたびおんせん)山ふところの宿みやま
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山ふところの宿みやま レポ準備 キーワード編
- 2007年12月 5日 08:02
- 山ふところの宿みやま
鳴子温泉郷 川渡温泉 「山ふところの宿みやま」の宿泊を楽しむキーワード。
- 珍しいモール温泉
- 三余庵のお湯と似ているなぁと以前から思ってたのですが、温泉ビューティー研究家の石井さんのブログで納得。
- 設計士と4年がかりの構想した、金山杉の新館
- 湯治クラインガルテン
- 自給自足の米、野菜
- ご主人のお母さんが作る。お米は稲を自然乾燥させる。味がぜんぜん違うのだそうだ。
- オニコウベの桶職人の手による檜の桶に自家製ササニシキ。蓋を開けると檜とお米の香りが競い合うように立ちのぼる
- 旅館の料理が気張った懐石料理である必要がどこにあろうか
- 高級旅館を泊まり歩いた方がなぜかハマル、里帰り気分の宿
- 研ぎ澄まされてない、普段着な感じ。いまどきの気取った宿ならば、ご主人やスタッフも作務衣など着てそうなものだが、ご主人は普段着だ。
- 著名人は格式ばった宿へ行くんだとおもったら。けっこうみやまで羽休めしている。
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山ふところの宿みやま レポ準備 ロケーション編
- 2007年12月 6日 19:54
- 山ふところの宿みやま


「風の道」
という宮崎アニメに出てきそうな名前の散歩道。
収穫の間近に控え、黄金色に頭をたれた稲たち。

田んぼの間を通る農道のような道をてくてく歩いていくと、薬師田の榎の見事な枝っぷり。

そしてその周辺が、みやまの田んぼです。おばあちゃんたちが丹精込めて育てているんです。
ここであの旨いササニシキが採れるんですね。

旅館が
なんちゃって自家菜園
を始めたのたぁ訳が違います。
みやまは根っからの農家ですから。
ポルポさんのサイトで知ったのですが、みやまの米が旨い理由は他にも。
お米は機械乾燥ではなく、自然乾燥をさせているそうな。
味が全然違う
そうです。
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山ふところの宿みやま レポ準備 館内編
- 2007年12月 7日 10:29
- 山ふところの宿みやま
設計士と4年がかりの構想した、金山杉の新館
そのシンボルとなるのが吹き抜けのロビーです。
この先に雑木林があって、その借景がまたいいんですよね。
ちょっとお洒落な巴んお広場にしたかったような。
地元のひととツーリストのちょっとお洒落な交流の場をイメージしたそうだ。

階段を上って上からの眺め。
あ、電気コード見えちゃった。

ナチェラルテイストの椅子もお洒落です。
ちょっとしたギャラリーの奥が食事処です

同系色でシンプルにまとめられたお部屋。
鳴子温泉郷 川渡温泉 「山ふところの宿みやま」
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山ふところの宿みやま レポ準備 温泉編
- 2007年12月 7日 17:49
- 山ふところの宿みやま
鳴子温泉郷っていろんなところから源泉が沸いているんです。源泉数は驚くなかれ
370本以上!
宿で複数の源泉をもっていることも珍しくありません。
そんでもって、日本にある泉質11種類のうち8つの泉質があるそうです。
(これもポルポさんのブログで勉強)
そんで驚くのが、すごく近くに涌いている源泉で全然泉質が違うんです。
違うのは泉質だけじゃなくて色や匂いも。
イオウの匂いが強い硫黄泉から、無色透明で肌ぬるりとさせるうなぎの湯、黒い湯、泡立つ湯もあったかな?
みやまのお湯は自家源泉。
正直、泉質にはかなりアバウトな私なので、以前はみやまのお湯にはさほど頓着してなかったのです。
端的に言えば
食い気が勝ってた
ところが、いくつか温泉を回るうちに
あれー、このお湯みやまのに似てるなぁ
と思うことが何度かありまして。
その一つが北海道の十勝川温泉 「三余庵」。
十勝川温泉は植物性のモール温泉として北海道遺産にも認定されています。
ネットで調べてみるとみやまのお湯は”アブラ臭”が特徴の珍しいお湯のようですね。
(温泉マニアの間では「アブラ臭」の温泉が結構話題になってるそうです。)
そして温泉ビューティーの石井さんのブログを見ていて納得しました。
やはりみやまのお湯は希少なモール温泉の一種のようです。
ドイツのバーデンバーデンも同様の泉質らしいです。
みやまって宿はよっぽどドイツに縁がありそうです。
お風呂はシンプルに内湯が男湯・女湯一つづつあるのみ。
こちらも金山杉で作られていて天井付近のむき出しになった梁や煉瓦調のタイルが趣き深し。

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山ふところの宿みやま レポ準備 本館編
- 2007年12月 7日 18:12
- 山ふところの宿みやま
さて、今までみやまの小じゃれた面ばかりをお見せしてきましたが、そのイメージだけで初めてみやまを訪れると
戸惑うことでしょう。なぜなら、玄関となる本館民家っぽいフツーな感じだからです。
その本館にも滞在したことがあります。

本館はもともと湯治客向けの宿だったようです。、食事を付ける・付けないなど自由度の高い宿泊施設です。
農閑期に何週間も泊まるという昔ながらの湯治客はは今は少ないようで、
全国的に湯治宿はめっきり減ってしまっているようです。
その代わりに、リーズナブルに泊まりたいときや数日の滞在、短期のプチ湯治に、
こういう宿を上手に利用する方が増えていいるようです。
食事を付ける・付けないが選べるので、食事の時間に縛られることもなく、料金などもリーズナブルに抑えることができて
とても自由度の高い滞在ができるのです。
このときはひとりで出張に来ていたので、本館に泊まってみることにしました。
他にもビジネスで長期滞在している人が泊まっていました。
料理は朝晩とも宿で出してもらうようにお願いしましたが、
各部屋にキッチンがあり、食器類もかなりの数が備え付けてあるので材料さえ買ってくれば自炊ができます。
温泉にもはいり、食事も頂き、だらしない格好でテレビを見ている図。
クラインガルテン
という言葉知ってますか?自分は知らなかったんですけど、
言葉の響きから、ドイツのほうで生まれたものなのでしょうか。
農村に滞在しながら、農作業を体験するこのだそうで、みやまの「湯治クラインガルテン」は
みやまの畑や田んぼの一区画を年間で借り切り、滞在中は土いじりをしながら気ままに過ごし
温泉で骨休めをするというものらしいです。
「定年後は田舎暮らし」という生活が注目されているようですし、
プチ田舎暮らしにいいかもしれませんね。
不覚にも
人一倍朝寝坊したい男が、早朝散歩などしてしまいました。
雰囲気にのまれてしまったのでしょうか。朝もやを歩くなんて何年ぶりでしょう。
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山ふところの宿みやま レポ準備 料理編
- 2007年12月10日 15:54
- 山ふところの宿みやま
さて、いよいよ料理です。
みやまのおかあさんが作る。
自給自足の米、野菜
みやまの魅力はなんといってもこの里山で頂く滋味料理にあると思います。
みやまのおかあさんは本館となりのこの棟に住んでいるはず。
茅葺の屋根で登録有形文化財です。
前菜は落ち着いた朱色の鳴子漆器にのせられて。
食前酒(ナンだったか失念!)、蕗のずんだ合え、”みず”という珍しい野菜のおひたし。

大根もちなる揚げ餅、岩魚の味噌田楽は焼き立てで古代米とササニシキのおにぎり


朝食は
遠藤屋嘉吉のくるみ豆腐と、クルミやゴマを練りこんだ甘味噌をシソの葉で包んで揚げた「シソ巻き」
オニコウベの桶職人の手による檜の桶に自家製ササニシキ。蓋を開けると檜とお米の香りが競い合うように立ちのぼる
お米は稲を自然乾燥させる。機械で乾燥させたほうが効率はいいのだが、味がぜんぜん違うのだそうだ。
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