肘折温泉「丸屋旅館」は木造3階建て、全8室の小さな旅館です。昔ながらの湯治宿ということですが、テレビ朝日系「劇的ビフォーアフター」で活躍した建築士の監修により、15室あった部屋を8室にリニューアルをして、とてもモダンな造りになっていました。

 

 

玄関の雰囲気で早速心が躍ります。宿の方に車を移動してもらい、帳場の椅子に座って、記帳をしました。

 

「檜葉の湯」です。茶濁色のこれまでに無い良い香りの湯です。青森檜を使用したお風呂ですが、檜の匂いではなく、湯の香りがいいのです。なんと表現すればよいのか、鼻から頭に伝わる湯の香りは、まろやかで、微かな鉄臭と塩化物臭のバランスの取れた香り。

 

2007年に完成した小さな露天風呂もあり、熱めの湯で注がれる湯量は少なめですが、とても気持ちいいので、いつまでも独占したくなります。もう一つの「金山杉の湯」は、寝湯もできる静かな雰囲気のある湯でした。

 


階段横には自炊場があり、珍しいコイン式の瓦斯自動販売機がありました。自炊場をカウンターバーにする計画があるようですが、とても珍しいので、これは残しておいて欲しいと思います。宿泊したのは、「葉山」という3階にあるお部屋です。

 

もともと2つの部屋を一部屋にしたという部屋には、入って左の部屋には布団が敷いてあり、右の部屋にはテーブルと座椅子が置かれていました。宿に着いて、すぐに布団でゴロゴロできるなんて嬉しい。壁、床、天井内には炭が敷き詰めてあるそうです。

 

夕食は「満月」という専用個室で食事ができます。お料理は、ぜんまい、山うど、わらび、ふきのとう、たらの芽などの地物の山菜や野菜が中心で、山形牛や川魚が脇役で出てきます。山形牛は、綺麗な霜降りで見た目がとても豪華で驚きました。

 

翌朝食べた、もぎたての枝付きトマトの味は最高でした。トマトに負ける山形牛が少し可哀そう。

 

肘折温泉の朝市は、早朝より多くの浴衣を着た湯治客で賑わっていて、早起きの人が沢山いることに驚きました。チェックアウトは11時。朝風呂に入ってもゆっくりできます。朝食後に、貸切り風呂の「幸鶴の湯」で湯を満喫しました。空いていれば無料で自由に利用できます。

 

 

宿の真正面にある共同湯「上の湯」は宿の湯とは違い、無色透明の湯が湯船を満たしていました。お地蔵さんが真ん中に、そして結構大きな浴室なのにカランは一つも無く、壁は緑色に苔むした、なにか懐かしさを感じる浴室です。

 

 

肘折温泉「丸屋旅館」は木造3階建て、全8室の小さな旅館です。昔ながらの湯治宿ということですが、テレビ朝日系「劇的ビフォーアフター」で活躍した建 築士の監修により、15室あった部屋を8室にリニューアルをして、とてもモダンな造りになっていました。肘折温泉に近づくと、土産物や市場の並ぶ温泉街の 細い道に入ります。この細い道を車で進んでいいものかと不安になりましたが、鍵状の道を右に曲がると宿の前に着きました。ホッとひと安心です。玄関の雰囲 気で早速心が躍ります。宿泊したのは、「葉山」という3階にあるお部屋です。もともと2つの部屋を一部屋にしたというこの部屋には、入って左の部屋には布 団が敷いてあり、右の部屋にはテーブルと座椅子が置かれていました。宿に着いて、すぐに布団でゴロゴロできるなんて嬉しい。壁、床、天井内には炭が敷き詰 めてあるそうです。洗面所の横にドアがあります。ドアを開けるとすぐに外・・・??寝ぼけて、この3階のドアから下に落ちて怪我する人はいないのかと心配 になりました。何のためのドアなのかはわかりません。不思議なつくりです。一休みして「檜葉の湯」へ行きました。泉質は「塩化物泉炭酸水素塩泉」。茶濁色 のこれまでに無い良い香りの湯です。青森檜を使用したお風呂ですが、檜の匂いではなく、湯の香りがいいのです。あんまり良い匂いで頭がポワンをしました。 なんと表現すればよいのか、鼻から頭に伝わる湯の香りは、まろやかで、微かな鉄臭と塩化物臭のバランスの取れた香り。なにかの料理番組のような表現です が、強く印象に残る、なんとも癒される香りでした。

丸屋旅館は明治元年創業ですが、湯治宿のよさを残しつつ、新しい居心地のよさを取り入れている宿。「山の恵み、湯の恵み、里の幸に、懐かしさと暖かい人情をそえて」という宿の姿勢がそのまま伝わる宿でした。[clear]

 

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