奥飛騨温泉郷 新平湯温泉

花ごころ万喜

(フリーダイアル”はなごころに”)
0120−87−5562
電話0578−89−2418
■記事の内容は2000年12月の取材によるものです。
■2002年7月に貸切露天風呂の記事を追加


「心の中に花一輪」をテーマに、野花の素朴さとかわいらしさが漂う宿。
飛騨牛や山野菜など土地の素材使った会席料理は宿の目玉。部屋出し・一品出しにこだわり、作りたての美味しさを存分に味わわせてくれる。
奥飛騨の自然を館内に導き入れる野花と若女将自らがしたためた書は、ちょっと立ち止まってみるという心の余裕を与えてくれる。


裏山、川原、花畑に自生する野花を摘んできたものが館内のあちこちに活けられ、宿の雰囲気をつくっている。花屋で見かけるおなじみの花ではなく、奥飛騨の自然を導き入れるような素朴さがいい。花好きの方ならば館内のあちこちで足を止めて楽しい一時を過ごせると思います。

天然温泉

露天風呂は硫黄泉、檜風呂は単純泉。
【庭園露天風呂】

男女ともほ]ぼ同様。
取材に訪れた12月中頃、今シーズン2度目の雪が降ったところでした。露天風呂の庭木にも雪がかぶさり風情が有る。見上げると星が煌いていたた。
【檜風呂】

桧が微かに香る浴室。床は御影石でできていて足裏の感触が気持ちいい。
男女ともほぼ同様。
【貸切露天風呂「板蔵」】

もともとこの場所にあった米蔵を改造してできた田舎風貸切露天風呂が、2002年7月に新たに完成した。

半吹き抜けになった蔵は囲炉裏に燻された黒光りする板がそのまま使われ古の奥飛騨の生活をちょっとだけ垣間見たような気分。素朴だけども、どことなく洒落た感じがいい。蔵の中には貸切露天風呂が二つありどちらも二人で入るのに程よい、信楽焼の風呂となっている。蔵の露天風呂なんて、他ではあまり体験できないのではないだろうか。板蔵へは一度宿の敷地から出るが、すぐ隣なので不便を感じることはないだろう。時間制の貸切となる予定だそうだ。

飛騨牛や山野菜など土地の素材を会席料理
作りたての美味しさを存分に味わってもらおうと、一品一品部屋出しする事にこだわった会席料理。メニューは決まったものではなく、その日に入手できる一番の素材から晩のメニューが決定されていく。そのため季節感が豊だ。

下の写真は取材当日の料理のほんの一部です。

飛騨牛の陶板焼き、ごま豆腐うにとくるみのせ、新竹の子と地鶏と菜の花のからし味噌がけ
ごまだれで頂く飛騨牛は大変やわらかく旨みがいつまでも口の中に残る。

造り(いわな、あおりいか、数の子、赤貝)
”天然の生簀”と呼ばれる富山湾から直送される海の幸。たっぷりの氷にのせられてきた。

岩魚の唐揚
湯気が立ちあがる、まさに揚げたてが運ばれてくる。炒めた粗塩をつけると淡泊な味わいが引立つ。ふわふわした食感がおもしろい。

にぎり(飛騨牛、うに他)
表面を軽くあぶっただけの極上飛騨牛のたたき。生ワサビとの相性が絶妙です。にぎりは手間がかかるのでお客さんの多いときはなかなか手がまわらない。平日がねらい目である。

お膳につくと”にこり”とさせる演出がありました。あなたが訪れる時のお楽しみにしておきますが、お喋りがはずみそうですよ。
料理は感じの良い客室係さんが一品一品部屋に持ってきてくれた(もちろん取材のためでは無くすべてこうしている)。デザートが運ばれてきた時、料理に大変感激した旨を伝えると 「ありがとうございます、板さんに伝えておきます。」と微笑んでいた。この距離感がいい。


飛騨の職人が手がけた部屋


部屋にももちろん季節の草花が飾られている
施設データ
客室/9室
浴場/内湯 男:1 女:1  露店風呂 男:1 女:1
駐車場/10台
URL/http://www1.ocn.ne.jp/~banki/

宿泊料金(1泊2食付の1名料金 サ込・諸税別)

2名1室

平日

16,000〜

休前日

18,000〜

ハイシーズン

20,000〜

*子供料金は大人料金の70%
*料金はシーズンと利用人数によって異なります。
*正確な料金につきましては直接宿へご確認くか、こちらをご覧ください。


記者所感
「花ごころ万喜」というかわいらしい名前は以前から知っていたし、地元の方と話をしていたときに「あの宿の料理は、なかなかこだわってますね。」という話も耳にしていたので、今回取材の機会を得たのはとても嬉しかった。

女将の趣味だろうと思うが、館内には近所の山々に自生する草花が数多く飾られていて女性にやさしい雰囲気。それと合わせて女将直筆の小さな書が飾られている。かわいらしくてかつ粋だ。たとえば露天風呂にはこんな断り書きが筆で書かれている、 「落ち葉さんも温泉が大好きです仲間に入れてあげてください」。これを読んだら落ち葉に文句を言うのは野暮だ。 書をしたためるくらいだから年配の方なのかと思っていたが、 実際はだいぶお若い(しかもなかなかの美人)。

床に就いてふとテーブルを見るといつのまにかポプリが置かれていた。道理でいい香りがするわけだ。設備を豪華にするのではなく奥飛騨の季節感を導き入れた館内、この素晴らしい料理、そしてパンフレットには載らないさりげない演出は、女性の頬を緩めることと思う。
夫婦で泊りにいったら奥さんの喜ぶ顔が見れそうだ。