土肥温泉 無雙庵 枇杷 宿泊レポート

みのさんによる2005年11月の宿泊レポートです。

土肥温泉 無雙庵 枇杷 キャプション

1.西伊豆・土肥温泉に2005年3月にオープンしたばかりのこの宿は、森の入り江と海の入り江が隣り合った高台に佇んでいます。 2.玄関を入ると正面にフロント、そして大きな梁が目に飛び込んできます。土間を彷彿させる床は洗練されたモダンな雰囲気以上に懐かしさを憶えます。 3.母屋から離れへ続く通路と庭には、スタッフや庵主家族の方が海岸で集めたという流木のオブジェがさりげなく置かれています。 4.予約時に部屋指定した筍の部屋。居間の大きな掃き出し窓の向こうに真っ青な相模湾を見渡す事が出来る。露天風呂とベランダからは雑誌の写真通り。ここから眺める駿河湾の風景が絶景! 日向の匂いがするふかふかの布団で朝までぐっすり熟睡。 5.玄関から出てすぐ、入り江へ向かう森の散策路があります。孟宗竹のさわさわ谷や真竹のそよそよ道、びわ園やみかん畑が私たちの目を楽しませてくれます。人の手が入るのを最小限に留め、できるだけ在りのままで自然を残した枇杷の裏山は景色も最高です。思わず息を呑むような夕焼け。立ち止まっての1枚。その後、ボーっとただ眺めるばかりでした。 6.前菜の黒胡麻豆腐、秋鮭木の芽焼き、栗洋酒焼き、槍鳥賊梅ダレ、真鯛佃煮、合鴨どれも旨いのですが自分は真鯛佃煮が気に入りました。 7.信州の山で生活する者にとって御造りは1番の楽しみ!穂高の近くに暮らす私は山葵にはうるさいです。サメ皮ですり下ろした山葵の香りはさすがにいい物使ってると感心しました。焼き物は伊豆牛の朴葉焼き。(葉は枇杷の葉)ジャガイモはポテトチップスみたいでした。 8.先付けはにしんの旨煮と数の子の菜の花添え。ごま豆腐は梅と抹茶を加えた3層のできれい。八寸は白えびの松前漬け、梅の甘露煮(これがとっても旨い!)、漬けになっていて香ばしい焼き蟹、蛍烏賊の豆板醤漬け、烏賊蕨の明太漬け、白魚とこごみの梅肉かけは春らしくかわいい器で頂く。 9.上の写真は、別注で頼んだ金目鯛の煮付け。上に乗ってるのが献立の煮物。金目鯛は予約時に料理長お勧めでした。牡蠣飯は噂通り食べきれない程の量・・・ただこれ位の量が無いと上手く炊けないそうです。かなり満足な夕食でした! 10.東伊豆と比べると地味な感のある西伊豆ですが背後には天城の山々が迫り、目の前には駿河湾を一望出来る。森の入り江と海の入り江が隣り合う場所に佇む無雙庵枇杷。連れと二人で過ごした至福の時。この宿で感じた居心地の良さはハードやソフトでは計れない人の温かさだったのだと思います。

土肥温泉 無雙庵 枇杷 レビュー

 この宿の玄関を入った瞬間に幼い頃よく遊びに行った祖母の生家を思い出した。漆黒の太い古材で組まれた梁や柱、土間を彷彿させる母屋のロビーにどこからともなく懐かしさがこみ上げてくる。指定した筍の部屋に入ると木の良い香りが微かに感じられ、三枚引きの襖を開けると部屋から駿河湾の眺望が目に飛び込んでくる。部屋にはテラスに設けられた源泉掛け流しの露天風呂の他にミストサウナ付きの洗い場が面白い。また、この宿のアメニティーは化粧品からメイクブラシまで揃えられ女性には嬉しい充実振りです。この宿での過ごし方は露天風呂に浸かりワインを飲みながら駿河湾に沈む夕日を眺めるのも良し。朝はチェックアウトまでの時間を海を眺めながらデッキチェアーで日向ぼっこするのも良し。それと是非お勧めしたいのが宿のお山の散策です。恵み豊かな宿のお山は人の手を最低限にとどめ、自然のままを散策する楽しみと、春には筍、初夏には枇杷の実、秋にはみかんなど宿泊客が収穫を楽しむ事が出来ます。山の恵みはそれだけにとどまらず館内のしつらえもその季節の草花が飾られ、料理の器にもお山の竹を編んだ籠が使われたりと食事の楽しみを引き立ててくれます。無雙庵枇杷に宿泊する際には、この宿のお山番さんのblog「お山番の日々綴り」を見て頂きたい。それは宿のスタッフの無雙庵枇杷に対する思い入れが伝わってくるからです。余談ですがタビエルのサイトでお山番さんと知り合い残念ながら宿泊時に会う事が出来なかったのですが、支配人さんがお山番さんへ私が来た事を電話で伝えてくれたそうです。旅から帰った後も宿のスタッフの温かさを感じ、又、来年の夏に訪れる日を待ちわびるばかりです。

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