奥飛騨温泉郷・福地温泉 湯元 長座 宿泊レポート

2000年7月の宿泊レポートです。

奥飛騨温泉郷・福地温泉 湯元 長座 キャプション

1.昔ながらの山里の雰囲気が今尚色濃く残る福地温泉。派手な看板とも、高い建物とも無縁の素朴で静かな温泉地です。 2.白壁に格子戸という昔ながらの庄屋屋敷は100年の歴史を持つ豪農の旧家を移築したもの。板張りのロビーに置かれた洋風のソファーなど微妙なさじ加減で長座らしいモダンで上質な風格を漂わせている。 3.広々としたロビーは吹きぬけになっていて梁が剥き出しに現れている。噂には聞いていたがこの極太の欅の梁が現存していて、しかも実用として立派に宿を支えていることに驚いた。これがどっしりとした風格を宿全体にいきわたらせているようだ。 4.【檜の山小屋風大浴場】長座らしさはこのお風呂に集約されていると言ってもいいくらい風情豊な風呂です。写真は男湯ですが、男女ともほぼ同様のお風呂。 5.【露天風呂】木々に囲まれた野趣豊な露天風呂、ここから仰ぐ山肌は四季を映すキャンバス写真は女湯で、男女ともほぼ同様のお風呂。 6.露天と内湯が対になって一つの貸切風呂となる、なんとも贅沢なもの。貸切風呂は全部で3つあり、予約は不要、無料で貸切ができます。 7.【囲炉裏を囲んで炉端料理】飛騨牛の鉄板焼や季節感あふれる山菜料理、そして囲炉裏で焼かれる川魚や 自家製の五平餅などがこの宿の名物。専用の食事処には部屋ごとに囲炉裏を囲が掘られている。イワナの骨酒(別注:3合\3,000)に気を良くしながら山里の夜は更けていく・・・。 8.33室あるうちの17室には囲炉裏が掘られた部屋が付いている。客室数33室は規模としては小さいほうでは無いが、なぜかとてもゆったりした気分になるのは、通路の先のあちこちに分散されている事にあるようだ。これで部屋の周辺は自分だけのスペースのような気分だ。写真は、離れの部屋。 9. 10.

奥飛騨温泉郷・福地温泉 湯元 長座 レビュー

山里の雰囲気が今尚色濃く残る福地温泉。山里を貫く道からは湯元長座はほとんど見えず、宿の存在を知らない人には気付かれないのでは、と思われる静かなロケーション。 打ち水された石畳が涼しげな入り口を抜け、宿に足を踏み入れると微かな囲炉裏の香りを感じる。宿によってはお香を焚いているところもあるが、ちょうどそんな安らぎを感じる。”奥飛騨を活かそう”、旅館を始めてからの願いだったご主人の思いは、あちこちの豪農から古い材料を集めてくる事によって実現された。特に印象深かったのが、古光する極太の梁、壁の色合いもセピア色、ここに外からの緑の光が映りこむ独特の色彩美。そして板張りのロビーに置かれた洋風のソファー、和室のその奥にちょっとした洋間があったりなど、微妙なさじ加減で長座らしいモダンで上質な風格を漂わせていることでした。周辺には観光名所がたくさんあるにもかかわらず、宿の中でじっくり寛ぐお客さんも多いというのもうなずける。プライベートの時間をゆったり過ごす、山里の地を五感で感じる宿。宿好きならば一度は泊って見たいと思うに違いないこの宿。私もこの宿にあこがれつづけた一人です。実際に来てみてあこがれは確信に変わりました。

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