船山温泉 宿泊レポート

船山温泉 2011年10月の宿泊レポートです。

船山温泉 2006年10月の宿泊レポートのレポートはこちら。

船山温泉 キャプション

1.刈入の済んだ段々の田園風景を眺めながら山のほうへ向かうと、一軒宿の船山温泉が船山川の橋の向こうに見えてきた。 2.全館ほぼ畳敷きの館内。残暑の残る10月の初旬。二面の網戸から澄んだそよ風が流れ込んくる。これがとんでもなく心地いい。ベッドに潜り込むと、うはぁ〜、なんとも言えぬ肌心地。部屋にはDVDプレイヤーもありフロントの前にはソフトの貸し出しも。 3.なぜか到着すると真っ先に足を運んでしまう、貸切露天の「二人静」。「空いてます様に、空いてます様に・・・」と階段を下りる足が速くなる。空いていた。どうやら一番乗りのよう。すっきりと汗を流し、部屋に戻った。内鍵で無料で入れます。 4.日が落ちてきた。「夕食の準備ができました。」と電話。 5.料理は船山温泉周辺のものが食材となる。自家製の梅酒で料理がスタート。前菜の「わらびのおひたし」や「菜の花と焼き椎茸の和え物」などを突っつきながら・・・。あぁ美味しい。名前だけ見るととくに珍しくもないものだが、なんだかとっても美味しく感じられた。 6.岩魚の刺身。忍野八海の湧き水で育ったそうで、ついさっきまで宿の池で泳いでいたという。おもむろに本わさびをすりおろす。塩とそのわさびで口に含むと、繊細で淡い甘さがすごく愛しい。 7.鮎が旬だと言うことで、別注の「子鮎天ぷら 5匹840円」を注文しておいた。鮎の天ぷらを頭からガブリ。揚げた手ででサクゥ〜。これ絶対旨いです!鼓動は高まりゾクゾクした興奮が襲ってきた。 8.ワイン作りのときのぶどうの絞りかすでそだてた甲州ワインビーフのサイコロステーキ。銀杏が肉汁を纏い、これも旨いのだ。 9.船山温泉の定番、野生の猪の猪鍋はピリカラの味付けでもちろん旨い。「野生の肉は・・・」と警戒感のある方でも美味しく食べられるんじゃないかな? 10.食後は大浴場の露天風呂で。ここだけ微かにイオウの匂いを感じた。夜風が気持ちいいです。そして風呂場にたっぷり用意されているフェイスタオルがツボでした。前からあったものなのか分からないが新しい発見。(前回宿泊時の夕暮れ時の写真も見てね)

船山温泉 レビュー

 刈入の済んだ段々の田園風景を眺めるのに、何度も道端に車を停めては山のほうへ向かっていた。するとスーパーカブに乗ったおじさんが近づいてきて「道わかりました?」と声をかけてくれた。この辺をうろうろしている県外ナンバーの車はまず船山温泉の客に違いない。道に迷ったと思ったらしい。そんなやさしいおじさんが郵便配達するのどかな山里。一軒宿の船山温泉が船山川の橋の向こうに見えてきた。
  今でこそチェックインが14時というところも増えてきたが、13時からチェックインの船山温泉はやはりぶっちぎりだ。観光メインの人ならばチェックインの時間なんて気にしないかもしれない。でも宿で過ごす時間をなにより満喫したい僕らにはとっても重要なのだ。仮に15時チェックインの宿で到着が遅れて16時くらいに到着したとしよう。ちょっと休んで風呂に入ったらもう食事の時間だなんて、なんだかせかされてるみたいじゃないか。もったいない。ごろーんと横になったり、ぶらぶら散歩したりと、なんとなく無駄な時間も自分にははずせない時間なのだ。ところがだ。船山温泉はなんとチェックインが13時。すごいではないか、22時間の宿時間。
  到着していそいそと、貸切の「二人静」へとおりていった。
  船山温泉にくるといつもなぜか、ほとんど習慣のように真っ先にこの貸切風呂へ向かう。「空いてます様に、空いてます様に・・・」と階段を下りる足が速くなる。空いていた。どうやら一番乗りのよう。いや別に、貸切風呂は奪い合い状態というわけではない。貸切が2箇所あり、滞在時間も長いから適度にばらける。両方ふさがってて地団太ふんだ経験はあまり記憶にない。ただチェックインできる時間ぴったりにチェックインして、すかさず貸切風呂を目指す「すき者」が、私ら以外にもたまにいるのだ(笑)。コンクリート打ちっぱなしに木製の丸い湯船が砂利に埋まっている。船山川を見下ろし、対岸には豊かな緑。そうそうこの眺め。すっきりと汗を流し、部屋に戻った。
  今回の部屋は215号室の和風ベッドタイプのお部屋。ここは言ってみれば角部屋みたいな位置にあり窓が二面ある。残暑の残る10月の初旬。二面の網戸から澄んだそよ風が流れ込んくる。これがとんでもなく心地いい。長距離を運転してきてすこし疲れていたので、ベッドにゴロンと横になった。連れは大好きなマッサージチェアーへ。今日は平日。みんなが仕事しているであろうこの時間に昼寝なんてバチが当たってしまいます。いいんです。川音を子守唄に、意識はもうろうとしてきてしばし浮世とお別れ〜。
  食事の時間は6時と決まっていている。食事処は雰囲気のいい個室で、一面の窓からはライトアップされた庭の景色(写真は前回のレポートを)。料理は船山温泉周辺のものが食材となる。自家製の梅酒で料理がスタート。前菜の「わらびのおひたし」や「菜の花と焼き椎茸の和え物」などを突っつきながら・・・。あぁ美味しい。名前だけ見るととくに珍しくもないものだが、なんだかとっても美味しく感じられた。つづいて、岩魚の刺身。忍野八海の湧き水で育ったそうで、ついさっきまで宿の池で泳いでいたという。おもむろに本わさびをすりおろす。塩とそのわさびで口に含むと、繊細で淡い甘さがすごくいい。鮎が旬だと言うことで、別注の「子鮎天ぷら 5匹840円」を注文しておいた。鮎の天ぷらを頭からガブリ。揚げた手ででサクゥ〜。これ絶対旨いです!鼓動は高まりゾクゾクした興奮が襲ってきた。そして、船山温泉の定番、野生の猪の猪鍋はピリカラの味付けでもちろん旨い。「野生の肉は・・・」と警戒感のある方でも美味しく食べられるんじゃないかな?そしてワイン作りのときのぶどうの絞りかすでそだてた甲州ワインビーフに蕎麦、釜飯、デザートまで完食。大満足の食事でした。
  最近あることに気づいた。連れは、「あぁ、船山行きたい〜」とのたまうくせに、船山温泉が好きならば当然知っているであろうご主人のこだわり、つまり@料金が1年中一定であることやAチェックインが13:00からのこととかB食材は地もの、山と川のものであることとかC団体客お断りなどなどの「マスト」なことにあまり頓着していない。「言われてみれば、そっか」くらいの反応なので”こける”のだ。「泊まってよけりゃ、それでいいやん。」ってな感じ。いや、ごもっとも。その通り。この反応って、ぼくらに限ったことじゃなく左脳で考える男と、右脳で感じる女との違いなのかなぁと思った。
船山の若いご主人さんは人を楽しませるのが好きなんだ。ご主人さんと話していて「あの銀杏、肉汁がからんで旨かったですね」っと言うと、一瞬「あっ」という顔になって、「実は銀杏、ステーキから外すつもりだったんです。釜飯に入れようかと思って。でも一旦考えます。」といって、あらためてご自身で試食して、「銀杏復活!」となったのです。自分が何気なく口走ったことにこんなにちゃんと反応してくれるなんて、サプライズです!

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