1.奥飛騨温泉郷のひとつ新穂高温泉は北アルプスへの玄関口。今田館から車を少し走らせると、北アルプスの山々が壁のように立ちはだかる絶景。
2.漆喰の壁に黒瓦、その旅籠風の建物の麻暖簾をくぐる。
3.一番好きな今田館の景色。椅子は湯どの庵のインテリアでもおなじみの柏木工の高山家具です。
4.左上から時計回りに、ちいさな図書室、吹き抜けの玄関に行き交う梁、センス光る廊下の設え、和室。
5.雰囲気ある木造の渡り廊下の先に貸切風呂が3つ。木の湯は檜の丸太造りの空間に高野槙でできた大きな湯船。 たっぷりと注がれた湯の表面は野外の緑を反射させながら独特の緊張感を保つ。この湯船に我が身を浮かべてみたいという衝動に駆られるあなたは極めて正常です。
6.玉石が湯船にしかれる貸切の庭の湯。もうひとつの貸切石の湯は座湯、打たせ湯そして深さ120cmの立ち湯。
7.裏山の巨大な天然岩盤をそのまま利用した、男湯の大胆な露天風呂。自然の力強さを感じます。
8.巨石を刳り貫いた洞窟に潜り込むのも楽しい、女湯の洞窟風呂。
9.土地のものを使い手作りされる山里懐石。前菜はコゴミの胡麻和え、そら豆のコンポート(珍しいです)、やさしい甘さのころ芋、カラッと揚がった山菜の天ぷら。飛騨の伝統の建築が垣間見れる個室の食事どころで頂きます。
10.飛騨牛三種は飛騨牛のすき焼き、造り、石焼。飛騨牛のすき焼きをじゅるっと吸い込むとこれがとろけるような旨み。石焼きの飛騨牛のステーキを食べてたまらず「おいしひぃ〜!」。アンチョビーのソースで香り付けされてるんですよ。
今田館は大人の宿です。
民芸調の素朴さの中にどこか洗練を感じさせます。
でも時代の最先端を行くような研ぎ澄まされた感じではなく、
流行を追いかけるような、うわついた感じもありません。
いつでも変わらず奥飛騨の地で待っていてくれるような安心感があります。
最近の嬉しいニュースですが近くにバイパスができたため、この蒲田地区は通りから外れた立地となり、
今まで以上に静かになりました。
漆喰の壁に黒瓦、その旅籠風の建物の麻暖簾をくぐる。
吹き抜けの玄関は天井近くに梁が行き交い、足元に目をやると麻敷きの廊下が奥へのびる。
館内には時代を感じる古民具や飛騨高山の家具がセンスよく置かれ、そこをやさしい灯りが照らし出す。心和む空間。
この景色が今田館らしくて好き。
スリッパは用意されていますが、麻敷きを素足で歩くのが気持ちよくって
いつもスリッパを履き忘れたままブラブラしていました。
お風呂へのこだわりは並大抵では無く、客室数9室の宿に、貸切を合わせると7つのお風呂は充分すぎるくらいに充実している。
しかもひとつひとつが魅力的なのだ。
貸切風呂の棟へ向かう通路は特別な空間。木の風合い豊かな、いい香りの渡り廊下を貸切風呂へ向かうときはいつも高揚していきます。
はやる気持ちをなだめながら戸を明けると喜悦の光景。10畳ほどあろうかという浴室は
檜の丸太づくり。そこに上質な高野槙の大きな湯船がでんとある。たっぷり注がれた湯面は窓から差し込む
緑をうけながら独特の緊張感を保つ。
部屋も奇をてらったところがなく、自然体で気ままに過ごせる雰囲気。
一点だけ注文をつけさせてもらうならば、使われている座椅子は少々年寄りくさいかな。
高山家具のような簡素で素朴で洒落た感じのものだったらさぞいいでしょうに。
1年中同じ料金や、ゆったりとした貸切の浴室スペース。
ご主人に話を聞いてみると宿のコンセプトは明快で、すなわち「自分が家族で泊りに来たい」と思える宿だそうだ。
いつでもそこでまっていてくれるような安堵感を感じるのは、そのためかもしれません。