1.デザイナーズっぽくモダンな椅子が印象的な部屋。布団は敷きっぱなし。もちろんスタッフの出入りはない。小上がりにするというのが流行っているが、こういうやり方もあったか。閉塞感のある寝室は篭り度満天。意外に落ち着くんです。 2.パブリックスペースはほとんどないので、比重の置かれるのは部屋。無機質っぽい空間にメタリックな家具が斬新。 3.この宿の大きなウリは、全室に備わる貸切露天風呂から渓流を見下ろす絶景でしょう。部屋付きの露天風呂というのはいまどき珍しいわけではありませんが、この素晴らしい景色を眺めながら入れる部屋の露天風呂ってなかなかないんですよね。 4.内湯はしっかりとした檜風呂だが、家庭用の戸は風呂っぽくトイレと共用。脱衣所はないので部屋で着替えることになる。こちらの風呂は実用重視と考えるべきだろう。 5.前菜の手まり寿司。かぐや姫が幼少時代に遊んでいる場面をイメージかな?つづいてマグロのカルパッチョ 6.そしてメインディッシュとなる熊野牛のしゃぶしゃぶ!お肉は相当いい肉です。みてくださいこのサシ!そしてこの出汁、なんと温泉なんですよ〜。まるで程よい昆布出汁。じゃばらポン酢を少しつけむしゃぶりつくと熊野牛のしゃぶしゃぶサイコー!と、テンションはピークに。 7.日が暮れてくると、また違う顔を見せ始めます。露天風呂まで部屋から飛び石をわたると・・・。 8.だれにもじゃまされることのない「秘めやかな二人っきりの世界」です。 9.漆黒の闇に包まれる夜。周りには何にもありません。現代版竹取物語コンセプトは若干こっぱずかしいかななんて思っていましたが、夜の静寂は結構その気にさせてくれます。 10.温泉粥と干物の正統な朝食。朝食がしっかりしている宿って、いいですね。
世界遺産に登録された熊野古道のエリアにある宿だから、いろいろ観光してから宿に入るという手もあるのでしょうけど、全室露天風呂付き、しかも絶景のお風呂だというこの宿がどんなものか早くみてみたくて、寄り道無しでチェックインしました。 かぐや姫の宿は一言で言うと、徹底的に”お二人様”仕様の宿なのです。ターゲットとするお客をを明確に絞り込んでいる。二人客以外の集客をあきらめる代わりに、二人客の満足度を最優先にしている感じです。この宿を旅館とかけ離れた印象にしているのはそんなところからでしょう。 到着して早速部屋に入る。パブリックスペースはほとんどありません。強いて言えば、食事処くらいでしょうか。 パブリックスペースをあえて設けず、部屋に篭らせる。 考えてみれば、二人っきりで過ごしたい客にとっては他の客と出会ってもあまり都合が良くないですしね。 早速、熊野川の支流を高いところから見下ろす露天風呂に出た。二人で入ってちょうどいいくらいの大きさ。夏祭リージェンシークラブと同様に、高いところから景色を眺める露天風呂。どうやらオーナーは絶景の露天風呂に強いこだわりがあるようだ。ともあれ、時間を忘れてこの眺めを堪能した。 さて夕食。そしてメインディッシュとなる熊野牛のしゃぶしゃぶ!お肉は相当いい肉です。そして出汁はなんと温泉なんですよ〜。これがまるで、程よい昆布出汁。舌なめずりしながら、温泉の出汁に少しくぐらせる。じゃばらポン酢を少しつける。口の中に注ぎ込む。口がそれをずずずと吸い込む。むしゃぶりつく。熊野牛のしゃぶしゃぶサイコー!と、テンションはピークに。たっぷり野菜は契約農家から直接仕入れているそうで、鮮度がいい。野菜の甘みが出汁に溶け出します。じゃばらポン酢もいい味。じゃばらっていうのは、和歌山県北山村でのみ栽培されている珍しい柑橘類だそうです。料理の修業を積んだ板前さんが調理しているわけではないかもしれない。でもその分夢がある。ほほえましさがある。手間隙かけた懐石料理とは全く異なるアプローチですが、素材はいいものを使い、それをストレートにだす料理だから、十分満足でした。 この宿は二人で篭るのにうってつけです。このコンセプトにぴったりと当てはまったならば、あなたのかぐや姫はいつもそばにいることでしょう。