湯之助
10月 20, 2006 3:13 pm
#200002625
山なみハイウェイをドライブしながら『界』を横目にし、確かにここなら雄大な景色が望めるなと思いました。ちょっと寄ってみたい誘惑にかられながら通り過ぎ、九州最後の宿こうの湯を目指しました。お部屋は平屋の離れで10畳の本間に2畳分の広縁があり、籐椅子とマッサージチェァが置かれています。内湯はなくシャワールームとそれに続く露天がありました。露天は思ったより大きく深く緑がかった黄土色の濁り湯が掛け流され、その横にはうまく隠されて水道がありました。湯温が高いため調節用です。部屋の内装は何の変哲もないという感じです。お風呂は予約をして貸切れるお風呂がひとつと、立ち寄りにも解放されている『森の湯』がありました。森の湯は女性用だけ露天の他に立ち湯があって屋根から下げられている竹につかまって入るようになっていますが、大人ならつかまらなくても十分に立っていられる深さです。温めの湯だったのでのんびりできました。お料理は創作料理で和洋取り混ぜてという感じでした。特別に美味しいというほどではなく、普通に美味しいというレベルでしょうか。ここまでずっと和食が続いていたので『肥後牛のボルシチ』は舌が変わって良かったです。お料理は全体に少なめでした。ここはオーナーチェンジがあったらしく、全体のコンセプトがバラバラな感じがして居心地という点でもうひとつでした。泊まる順番を逆にしたら良かったねとちょっと残念でした。三泊四日の旅を終えて熊本空港に行くまでに、少し時間があったので地獄温泉清風荘の立ち寄り湯をしました。普段立ち寄り湯というのは殆どしないのですが、「阿蘇山頂上まで15分」という看板を目にしたら、ここまで来るのは二度とないかもと思い、『雀の湯』に入ってきました。硫黄臭の強い凄いお湯でした。