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小パンダ
今回最大の目的は、韮崎にある「瓢亭」に行く事でした。実は、山梨県は蕎麦の隠れた名店が多いところだと自認しております。蕎麦屋のサイトでも多くみかける北杜市長坂町の「翁」のように、他の地域から移ってこられて以前からの常連さんが駆けつけるメジャー店もありますが、もともと山梨に生まれ育ち家族だけで営業されている店にこそ名店があります。その代表格が「瓢亭」だと思います。以前は、JR韮崎駅の近くに店を構えておられましたが、少し前に現在の中央道・韮崎ICの近くに移転されました。公式HPもなく、まさに口コミでファンが押し寄せる老舗です。韮崎市穂坂町宮久保934-20551-22-4359(火休ですが繁忙期は営業する)韮崎ICの直ぐ近くですが、地元の方でないと判りずらいので、料金所を出て右折すると県道(茅ケ岳広域農道へ向かう)になりますが、すぐに小さな土産物店があり、その手前を右折して高速の側道を少し行くと藤原接骨院があり、その奥にある少し大きな2階建て住宅です。蕎麦といえば「せいろ」と決めている小生は「もり」をまず1枚注文。この店では、「せいろ」は「もり」になります。海苔好きな方には「ざる」を注文するのをお勧めします。一般的に、「もり」と「ざる」の違いは糸のように細くカットされた海苔が申し訳なさそうに乗っている位の違いしかないのですが、ここの「ざる」は正方形にカットされた黒海苔が蕎麦が見えないほど覆い尽くされています。小生は、新宿・荒木町にある一心ラーメンの「エリマキトカゲラーメン」とオーバーラップしてしまうのですが・・・。(一部の方にしか判らない例えで申し訳ありません)※「もり」と「ざる」の違いは、本来は「蕎麦つゆ」の割り方に違いがあるのですが、そこまでこだわっている店は皆無に近いです。また、お勧めなのが「モツ煮込み」です。山梨県の蕎麦屋でモツと言えば「鶏モツ」が定番で、基本は砂肝とレバーが甘辛く醤油で煮込まれたものがレタスなどの野菜の上に盛られて出てきます。その甘辛さがヤミツキで、蕎麦ととっても良く合います。この「鶏モツ煮込み」は定食にもなっており、店の自慢のほどが窺えます。さらに、この店の裏メニューが「じゅんさい」です。料亭のように小皿にレモン醤油に浸された「じゅんさい」が供されるのですが、これをまずはそのまま1?2口食べ、残った「じゅんさい」に蕎麦をくぐせれて食べるが絶品なのです。以前、何故、この店に「じゅんさい」というメニューがポツンと出ているのかが、この食べ方をしてやっとわかりました。