にゃんこ
トトロさんのコメントとても真摯ですね。感情的にならずに事実を記している感じで、ただ、その中に間違いなく怒りもあるのがよくわかります。私もどうせならばいい宿でいい時間を過ごしたいと思い、いろんな雑誌を買ったり『タビエル』のようなサイトの情報を参考にしたりして出かけています。タビエルが紹介している宿、『あせび野』や『妙の湯』、『鷲倉温泉』、つなぎ温泉の『四季亭』などに出かけましたが、それぞれとてもよかったです。間違いなく、選んで後悔しない宿でした。旅に出る前に、リサーチに時間を使い、いろいろ検討し、納得した上で宿を決めるという過程を踏むと、人一倍その宿に対する期待は大きくなるような気がします。外側(ハード)については写真でもわかるようにどちらかというと表面の印象です。ハードにそれなりに風情があったとしても、実際のところ、他の方も発言しているように、宿そのものが持つ内側(ソフト)、これはトトロさんの言う「ホスピタリティー」に対する信念のようなもの、があるかどうかにより、その宿全体の印象は決まってしまいますよね。ハードよりも何よりもソフト面が大切ですよね。『明神館』はいろんな雑誌にも紹介されている、今とてもホットな宿のひとつのようですけれど、個人的にはなんとなく違和感を感じずにはいられないという宿でした。というのも、ソフト面において隅々まで心配りするには、宿が大き過ぎる気がするのです。部屋数が50部屋というのは、どうしても商業主義に偏よらざるを得ないだろうという印象が強くなります。まあ、これは個人的な見解なので偏見と言われても仕方ないことだと思いますが。その意味では、トトロさんの感想を読むと「やっぱりなぁ」って納得してしまいました。特に、何かクレームなり問題が起きた時、どのような対応をするか、っていうのは従業員だからとかいうレベルではなく、宿そのものの体質が現れるように思います。その辺をきちんと理解していない宿であれば、おのずと先が見えてきますよね。一時的な人気に奢り、本当の意味で努力しない宿はいただけません(平家物語、ですよね)。ソフトと言えば、『あせび野』では、仕事の関係でインターネットに接続したいけれど電話線での接続がうまく行かず、宿の方に相談したのですが、本当に真摯に対応して下さいました。話を聞きにフロントに行き、どうも駄目らしいと分かり部屋に戻ろうと歩いてたところを、フロントの方が後から追いかけてきて「これはどうでしょう」と電話線のケーブルを勧めて下さいました(実際、駄目でしたが、こういう宿側の真摯な対応は、なんとか出来ないかということを一番に考えているのがよくわかりますよね)。個人的にタビエルに記載されている宿については文句無く信頼しているので、これからも選び抜いた宿を紹介頂きたいと思います。それに皆さんの意見は本当に参考になります。
