ものすごく悪いことだと思いますよ。宿泊客は、白骨温泉＝白濁＝天然の色と思って宿泊するわけで、白骨温泉＝入浴剤で白く着色されている温泉とは思っていません。ただ白ければいいというわけではないのは当たり前のことです。こういった消費者の心理をまったく理解していない温泉には即刻退場していただくのが、資本主義の原則です。雪印にはじまって三菱自動車まで、最近は企業の不祥事が後を絶ちませんが、これらはすべて消費者であるユーザーを軽視した結果起こったことです。今こそ、消費者も厳しい目をもって、これら不祥事企業の製品を買わないという行動を起こさない限り、サービスの提供者も、自ら厳しい目をもって経営をしません。私は、9月に笹屋を予約しています。約1年前に電話したところ、来年の9月しか空いていないとのことで、やっとその日が近づき楽しみにしていました。なので、今回のニュースには心底失望しています。「入浴剤くらい仕方ないか」という気持ちもゼロではなく、去年からの泊まりたい気持ちが強かったので、それでも泊まることも頭をよぎりましたが、やはり今こそ、ユーザーが厳しい目をもたない限り、このような不祥事は今後も後を絶たないと思い、キャンセルすることにしました。一温泉ファンとして、非常に嘆かわしい事件でした。今後、この事件に習って、全国の旅館が真のサービスを提供してくれることを願って止みません。