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ナオピロ
哀しい位に寂れた温泉地「鹿教湯温泉」の少しはずれに、文字通り孤高の予約が取れないという噂の宿がありました・・GWの直前日、狙い目!?疚しい気持ちがなかったのが幸いして?念願のこの宿に予約出来ました♪ 温泉街とはかけ離れた普通の山里に、思わず駆け寄りたい風体で凛と佇んでいる建物が「山水館」でした
古民家を移築して改装したというその佇まいは品の良い翁の様で、玄関を入ればすぅーっとよい気が抜けている印象の吹き抜けの土間、そこがフロントとなっています
女将や仲居といった言葉が似合わぬ奥様?とスタッフ達のムダのないきびきびした動き、そして来客に対する絶妙な距離感!そしてパブリックスペースのセンスのよい設え・・う?ん、好みだッ!(笑)
玄関真上の部屋へ通され(多分、二人用の一番リーズナブルな部屋)たが同行者が思わずカメラを向けた程の懐かしい田舎の自然の灯り(言葉ではご理解していただくのが難しい・・窓から伸びる夕焼けの陽と暗闇のコントラスト!)を感じる昔日の面影を残してくれている空間に思わず、全身の細胞が活性化!(爆)質素なのに洗練されている、田舎なのに垢抜けている、そして宿のあらゆる部分が清潔で窓の一枚一枚が絵の様な透明感にまで磨かれており、色々なところにおかれている何方かの作品と相俟って独特のくつろぎを醸し出している空間・・そこにこれまた決して豪華という言葉は合わぬ良質な献立
、乱れた食事に翻弄された都会人が求めている山菜を筆頭とした素材を活かしきった手料理(所謂、板場の料理ではない)の数々・・
今スグにでも飛んで行きたい佳い宿が、また見つかりました!
華やいだ空間、スタイリッシュというコンセンプトの押し付けがましい空間はもうウンザリ・・という貴方におすすめする宿です
お風呂は小さな宿ですが、受け入れが7組ということでほぼ貸切です(笑)これまた好み!万歳!