福島 須賀川温泉 おとぎの宿 米屋
お部屋 離れおとぎの里「ももたろう」

 

なんてお洒落なカフェでしょう。木の葉型のテーブルと木の椅子がかわいらしく、さっそくメルヘンの世界にぐいぐい引き込まれそう。到着して館内あちこち探検しようと思った矢先に、さっそくいい場所を見つけてしまい ・・・

 


ジンジャーピーチティーとかエスプレッソ飲みながら居座ってしまうことに・・・。もちろんセルフですがほかにもアイランドブリーズ、ハーブティー、カフェラテなどなどなどがフリードリンクでふるまわれていました。

 


宿泊したのはほの暗い渡り廊下をぬけた離れおとぎの里。「ももたろう」というお部屋です。木の風合いがとても気に入りました。露天風呂付きのお部屋で結構コストパフォーマンスがいいんじゃないかと思う。

 

お宿の探検が終わったらお風呂!ちょっとした森林浴気分。ねっころがって遠く青い空を見ていました。奥のお風呂は空気に触れずにお湯が出る足下湧出。こだわってますね。

 

ここは源泉のミストサウナ。あらや滔々庵の烏湯も考えはにていますが、ちゃんとミストで噴霧しているのは初体験。肌からはもちろん呼吸からも体内に温泉をとり込む。うまく説明できないけど、なんかよかったです。気に入りました。

 

料理にもおとぎ話のテーマがあって、今回は「かぐや姫」。前菜は竹取の翁が光る竹を見つけるシー。ミニチュアな世界に心を遊ばせます。

 

たっぷりの氷にのせられたお造りは天然ものの鯛、アオリイカ、ウニなど。きゅうりを手桶に細工したりとホント芸が細かいんです。

 

トマトすき焼き、極旨です!オリーブオイルでにんにくをいため、イタリアンのような風味が漂う。割り下には黒唐とトマト。夏にいいさわやかな酸味と甘みがいい具合のバランス。肉の下に敷かれているタマネギだってがしゃきしゃきと甘みがある?

 

食後はまたまた大浴場へ。アルカリのお湯の源泉かけ流し。お湯がトロトロしています?。

 

翌朝。気分良く朝食を終えて、チェックアウトまでの時間は部屋の露天風呂で。こちらも源泉かけ流しの温泉だそうです。

 

 

 

 

田園風景からすこし高台へ登る。そこは木々に囲まれた、散居村のようなところで、なんとものどかで静か。周りになにもない。どうやら一軒宿のよう。 米屋は以前から興味のある宿だったけど、温泉ビューティー研究家の石井宏子さんからここががリニューアルしたことを教わり、しかも石井さんもこのプロ デュースにかかわっているというから、早速訪れてみたのです。 来る前は小ぢんまりとした木造の隠れ家のような宿を想像していたのですが、それよりももうちょっとオープンなリゾートのような空気がある。そこに客室数わ ずか24室というラグジュアリーな空間。いままでの旅館のかたちにとらわれない宿を目指したのだそうです。 その名のとおり、宿全体が「おとぎ話」のテーマで統一されています。 館内のいたるところに僕好みの木製の椅子があり木の肌心地が優しくて、特にお気に入りとなったのは「音戯」というカフェのようなパブリックスペース。間接 照明みたいに日の光が漂い、洒落ていて、やんわり流れる時間。女子ならばだれだって、こんな時間を過ごしてみたいって思うんじゃないだろうか。男の僕で も、そう思うくらいなんだから。

ゆったりとした敷地に露天風呂が二つ。大浴場のヒバの風呂に寝転がった。ヒバの匂いに混じってかすかにイオウも香る。せみの声、ジーッ。木々に囲まれたよ うな露天から見上げる空は広く、そこを立体的な雲が動いていく。その広い空に線を引くように鳥が端から端まで駆け抜けたかと思うと、もう一羽もそれを追い かける。音もないのどかな昼下がり。

おとぎの話のなかにどっぷり浸れるのは夕食のときですね。 トトロの森のような食事処のエントランス、森の小動物たちに迎えられて・・・もう食事の席に着く前から、思わず「芸が細かい?。」と声がでてしまった。メ ニューをみて驚いたんだけど、数えてみると100以上の食材が使われているんです。「女って1日30品目たべたらいいっていうけど、なかなか食べられない じゃない?」と連れはご満悦なのだ。料理を運んできてくれるスタッフは割烹着姿。これよかったなぁ。感じのいい方でたくさんお話もできた。レポートにのっ ている料理はもちろんですが、たとえば鱧と小茄子の炊き合わせという和の品などもいい出汁がでていて、とっても美味だった。あと、鰻の白焼き!皮はぱりっ としててなかはふわっと自然薯のような口当たり。これには感激でした。

5:30に目が覚めてそのまま風呂に向かった。露天風呂につくと、カゲロウのようにのんびりしたとんぼが、僕の露払いをつとめて露天風呂まで案内していっ た。森の中で風呂を楽しんでいる気分。少し浸かってはベンチに腰掛けて肌が乾いていくのを感じながらぼんやり木々の映りこんだ湯面を眺めている。
湯の香り いいな。何時間でもここにいたい。なんだか満ち足りた気分で気づいたら1時間以上経っていたらしい。

 

 

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