箱根です。写真は芦ノ湖を見下ろす高台から。
訪れたのは芦の湯温泉。
ここね、避暑地の雰囲気ですよ、まさに。
箱根ってメインから外れると結構こういうところが残ってるんですね。
今宵のお宿は松坂屋本店。名前だけ聞くと百貨店のようだけど、れっきとした温泉宿。
ここの湯が珍しく、フレッシュな状態では緑がかっていいて、空気に触れて時間が経つに連れて白濁はコバルトっとぽくなったりする。どんな色になるのかは気候などの条件で様々なようで、宿の人でさえ
「今日はどんな色してるだろう?」
ってな具合だ。
さらにというかここがもっと大事なところだが温泉の成分が美肌にいいと、温泉ビューティーの石井さんお気に入りの湯なのだ。
松坂屋は再来年350周年を迎えるそうだ。つまり、と?っても歴史が長い。
それが数年前に大幅にリニューアルした。
大きな決断だったと思う。
メディアの影響で、松坂屋は宿全体が和モダンのデザイナーズ旅館と思っている方もいるかもしれないが、昔のまんまなとこが随所に残っている。それが味でもある。
これ気に入ってる写真です。どことなくクラシックホテルほようでもありませんか?
資料館。
明治維新後、桂小五郎がここ芦之湯温泉の松坂屋に滞泊し、西郷隆盛と三条実美が迎えに来たというからこりゃスゴイ。ここにはそんなことが書かれています。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読み終えたばかりの私には、胸躍ることなのです。