DSC_0326.jpg

 

?テレビのスタッフは料理の撮影をしています。

自分は出番が終わったので、気分が楽になりぷらぷらしております。?

 

DSC_0344.jpg

 

撮影が無事終了し、追分温泉のご主人が料理をふるまってくれました。

 

牡蠣の陶板焼き!

ぐつぐついって、いい照り具合。旨い?

 

 

DSC_0347.jpg

 

 

十三浜の生わかめのしゃぶしゃぶ。

湯にくぐらすと、一瞬で鮮やかなグリーンに変わりました。

味も絶品です。やわらかいだけどシャキシャキっとした食感も楽しめる。

生き生きとした命が体内に入っていく気分です。

 

追分温泉から車で20分ほどの十三浜も壊滅的なダメージを受けた地域です。

漁村がまるごと津波に消えたところもあります。

漁師さんたちの努力で、一番に復興したのがこのわかめでした。

通常わかめは長期保存できるために塩もみされているのが普通ですが、今の時期だけは生のわかめが食べられるのです。?

これもさっき漁師さんが水揚げしてきたわかめです。?

DSC_0351.jpg

 

料理を堪能して、おなかがふくれてきたとき

このお造りが運ばれてきたのです。

 

一同

 

 

 

おぉぉぉ

 

 

 

と歓声。

二人で一皿かかな?

とみんな思ったらしいが、

 

 

 

あまいあまい。

 

 

 

結局全員に一皿ずつ配られてみんな目が点になっていました。

 

これが一泊2食付きで1万円以下の料理です。

圧倒的なコスパです。しかもこのお造りの鮮度は素晴らしいです。

市場を通さずに、漁師さんたちと直接付き合うことで鮮度のいい魚介類を安く買えることがこの追分温泉の料理を支えているのだ。

 

 

 

 

DSC_0352.jpg

 

ウニ。

向に座ったADくん、なんとウニが苦手という。?

んで、

 

「食べませんか?」

 

と差し出してきた。

おぉ、ラッキーな場所に座ったぜぃ!?

 

 

 

 

DSC_0355.jpg

 

こりっこりの鮑!

 

結局完食できたのは僕ひとりだったようだ。

日ごろから鍛えてるもんね?

 

 

DSC_0278.jpg

 

DSC_0366.jpg

 

 

やっぱいいな、追分温泉。

濃厚な地元。時にはカラオケの音もにぎやか(笑)

 

追分温泉は鉱泉です。

当然加温してるし、循環もたぶんあって、塩素の匂いも感じることがある。

泉質至上主義の方にはあまり食指の動かないお湯かもしれません。

ご主人と話していると、酸ヶ湯などの温泉への憧れがひしひしと伝わってきます。

 

 

 

ただどうだろう。

 

 

 

このお風呂に入ったときの悦びって、言葉にできない。

まぁ基本、こんな木のお風呂が好きなんですけどね。

ただ温泉の良し悪しを、データだけを根拠にはしたくない。

僕は学者じゃないんだからハートで感じたい。

実際、あのおじいちゃんだって秋田にはたくさんの名湯があるのに、

「やっぱりここがいいんだ」

といって、はるばるこんな遠くまで毎年やってくる。

逆になまじ、泉質はすごくいいのに

ぞんざいな対応をされたり、清潔感に疑問を感じて残念な思いをしたことは幾度もある。

 

追分温泉は多くの人に支持されている。なぜか?

自分の弱点というか、努力してもどうにもならない部分を「知っている」ということなんだと思う。

それ受け入れて、努力できる部分で魅力を磨いている。

 

 

 

それは、

 

 

 

片腕を失った人の、もう一方の腕や足までが驚異的に器用であることに似ている。

視力を失った人の、それ以外の感覚が際立って優れていることに似ている。

挫折を味わった人が、それを乗り越えたときに、より魅力的な人になるのに似ている。

 

 

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です