霧島温泉 おやど花みずき
お部屋 椿の間

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霧島連山山麓のあちこちの泉源からの湯煙が立ち上っていて気分が盛り上がってきます。「おやど花みずき」は霧島温泉郷の中心地、「温泉市場」から歩いてすぐそば。写真上段は、県道一号線から覗けることができる不動池。温泉市場で売られている、温泉の水蒸気でつくる温泉玉子。

 

箱庭的な趣の露天風呂。広くはないが、石の肌心地が存外上質。お湯がまたいい。湯の心地は古い角質を柔かく溶かしていくような、世に言う美肌の湯だ。

 

内湯と露天風呂がセットになった貸切風呂。あいていればフロントで鍵を借りていつでも入れる。追加料金などは不要。

 

「椿の間」の貸切風呂。昔っぽさが好き。

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客室には茶香が焚かれていて心穏やかに過ごせる。特別室のみのサービスのようだ。

 

前菜に牛肉のにこごり、オクラの和え物、梅肉白和え。繊細な盛り付けの期待通り、上品で繊細な味。

 

「サーモンと蟹のクレープ包みキャビア添え」もうこれはフレンチのような一皿。ソースは蟹味噌がベースなのでしょうか、コクの豊かな濃厚な旨み。トマトの酸味をちょっとしたアクセントに。

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とろ鮪、ウニ、炙り紋甲イカなどのお造り。右は茄子と穴子のにこごりをベースにした茶碗蒸し。面白いでしょ。上にスキャンピ(手長エビ)がのる。

 

地鶏の香味揚げで、巣に見立てた盛り付けが洒落ている。もちろん味も最高!レモン風味の醤油がよく合います。

 

「黒毛和牛の網焼きヒレステーキ夏野菜添え」これは特別室の特典である「グルメコース」の一つ。ジューシーなお肉にテンションが上がります。

 

 

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デザートもほら、気合入ってますでしょ。アイスはシリカファーム農場のフレッシュミルクをベースに芋焼酎で風味付けしたさつま焼酎アイス。お酒の弱い方でも美味しく食べれると思います。

 

料理の余韻を引っ張って茶房「かすり」へ。ここは夜にバーになるんです。下戸のくせして、雰囲気だけは味わっておこうと思いまして・・・。

 

 

 

本音を言うと、手ごろな料金で”いい宿”に泊まりたい。

でも気が付くと、料金の高い宿ばかりに目が行ってしまうのです。旅において、宿は大きなポイント。イマイチな宿だと旅行全体が台無しになってしまう。だからあまり冒険もできない。知らずに料金の高い宿に足が向いてしまうのです。もちろん「高い=いい宿」ということではなく、「高い=いい場合が多い」というだけの話で、絶対的なことではないんですけど(なんか理屈っぽくってゴメンナサイ)。

やっぱり自分に「あうか、あわないか」ということが何より重要。

そういう意味でばっちり波長のあったのが、霧島温泉郷の花みずき。

豊富な湯量と多種多様な泉質を誇る霧島温泉郷。霧島連山山麓のあちこちの泉源からの湯煙が立ち上っていて気分が盛り上がってきます。モダンな4階建ての「おやど花みずき」は霧島温泉郷の中心地、「温泉市場」から歩いてすぐそば。ロケーションや4階建の建物ということもあり、隠れ宿的な感じではないのだろうと思っていたが、「個人客がゆっくりくつろげる宿を」という姿勢がしっかりしているので、実は、二人で旨いもん食べてのんびりするにはもってこいの宿なのです。どことなく山形のかみのやま温泉で最近注目を集めている「はたごの心 橋本屋」に通じるものがある気がします。

木々の緑が取り囲むモダンな建物の打ち水されたアプローチから宿へ入ると、ロビーの設えは、一昔前に流行ったテイストを感じなくもないが、でもそれを補って余りあるほどに、感じのいいスタッフが迎えてくれました。私たちがお世話になったのは「椿」という部屋。

3室ある特別室のうちの一つで、部屋の露天風呂には温泉が引かれている。

この部屋の露天風呂はたまに車の音こそきこえてしまうが木々に取り囲まれていて、ここが2階であることを感じさせないほど広さも十分で風情もあります。ベランダに無理やり押し込んだ露天風呂をたまに見かけますが、そういうものとは全く違い、しっかりできています。部屋からの眺めは高原のところどころににもくもくと立ち上る源泉の湯煙。

後から知りましたが、特別室を選んでおくと料理の内容が、「スタンダードプラン」から「グルメプラン」に自動的にグレードアップされるのです。通常のお部屋ならば2,000円の追加が必要になるサービスなので、これはお得ではないか。>

料理までの時間をゆっくり露天風呂で過ごす。表面に加工を施していない切石の自然な肌心地、そこに満たされるお湯は素晴らしく肌になじむ。世に言う美肌の湯です。

食事の時間となり、1階へ降りていく。最近リニューアルされたという食事処はすべて個室になっていて、鄙ななかに上質を感じさせる雰囲気です。一般客室は基本的に食事処、特別室(温泉風呂付の部屋)に宿泊の際は部屋食か食事処のどちらかになるようです。食事処があいていればそちらで食事がOKだとおもうので、この際ですから希望を伝えておくのがいいでしょう。まず運ばれてきたのはブルーベリーのリキュールにナタデココを浮かべた食前酒、そして前菜に牛肉のにこごり、オクラの和え物、梅肉白和え。繊細な盛り付けの期待通り、上品で繊細な味。ありきたりな旅館料理とはまったく別物です。向側の個室で先に食事をはじめていた女性客(個室なので姿は見えませんが)から「うゎ?、きれいぃ?」「おいしぃ?」と、とろけんばかりの声が聞こえてきます。かなりテンションが揚がっている様子。翌日はふたり静にとまるという話をしている。なんともグルメな2連泊ではないか。続いて出てきたのは、「サーモンと蟹のクレープ包みキャビア添え」というフレンチな一皿。完熟トマトとエビからつくったコクのあるソースを絡めていただくと幸せが口の中に広がります。洋と和が美しくコラボレーションしたこの宿の料理、デザートに至までワクワク、すっかり魅了されました。食後に”ヤクルトの古田似”の支配人らしき方とちっとお話をした。「料理とっても美味しかったです!」とお伝えするとこの方は満面の笑み。支配人兼料理長だったのです。もともとフレンチのシェフで和食の修行も経験している。道理でだ。しかも、なんと以前ご紹介した「ふたり静」の料理長、橋本氏のお兄さんなんですって。話を聞いてみると橋本兄弟は由布院の中でも人気のラルコル、無尽蔵、ホテル 遊輪(ゆうりん)の”味”を生み出してきた二人なのだそうだ。

一万円台からの宿でからあのクオリティーの料理をいただけるなんて、まことにありがたい話。 翌朝、部屋の露天で朝風呂を頂きながら、「お手ごろで満足度の高い宿を見つけました」とだれかに自慢する自分を思い浮かべ、ひとりほくそ笑むのでした。人に教えたくなる宿、でも自分が泊まりたいと思ったときに予約できないほど人気になっては困るのだが…。

 

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