奥飛騨の中でも中尾平のある所は、とくにむき出しの自然を感じるエリア
この先にはもう登山道しかないような山道の入口
中尾平は相変わらずひっそり佇んでいました。
身近に感じていたお宿なのですが、過去の写真を調べてみるとなんと10数年ぶりとわかって驚いた。
戸を開くと懐かしい光景が現れた。
木の風合いたっぷりの館内を電球の灯りが穏やかに照らす。
そして懐かしいお顔に迎えられる。
お互い「膨らんだ(横に)」と言って笑い会う
小さな宿は楽しい。
「前の湯、いま空いてるみたい。」
貸切の露天風呂は鍵がぶら下がってると「空いてます」のしるし。
ここのお宿の出色なところは部屋数6室に対して貸切風呂6ヶ所。
普通に考えればかならずどこかのお風呂は空いている。
なので焦る必要などなにもないのだけど、チェックインの時にぶら下がった鍵を見つけると、どうしても気持ちはやる(←その貧乏性を直して出直してこい笑)
ちなみに大浴場のようなパブリックなお風呂はない代わりにすべての貸切風呂は追加料金なしで入浴できる。
部屋で荷を下ろすと休む間もなくロビーへ引き返し、前の湯の鍵を握りしめる。
いざ貸し切り風呂へ
2ヶ所ある貸切の露天風呂へは一旦建物の外に出る
20秒ほど歩いて見えてくるのは手前の半露天風呂「前の湯」
木の脱衣所好き
感動です。
右足を湯に滑り込ませた刹那に湧き上がるこの感情
久しぶりの中尾平のお湯。
久しぶりの中尾平の緑が眩い風呂。
久しぶりの微かに香るイオウの匂い。
なんで再会に10年も経ってしまったか。誘惑が多すぎるのだ。
前の湯からロビーに戻ると、「奥の湯」の鍵がぶら下がってる!
ということで再び外に出て奥の湯を目指す。
この階段の上が奥の湯
ここは森の露天風呂そのもの。
この日は曇りだったけど、方角からして晴れてたら山々の絶景が見られるのかもしれない。
そして背にしているのは奥飛騨の深い山。
しばし湯につかりながら森林浴。
お風呂を2ヶ所はしごしてのぼせ気味になってきたのでいったん休憩。
次は内湯の貸切風呂へ。
内湯は館内に4ヶ所あり、内鍵方式。
戸を開けて、ふわり香る湯の匂い。その先にこの光景が待っていました。
ゾクゾクしてきます。これが貸切風呂だなんて。
窓の外の緑を眺めながら心穏やかになっていきます
寝湯
もうだいぶ満たされたのでここはちらっと覗いただけ。
だいぶ満足したので部屋で休むことにした。
小上がりに布団が敷いてありすぐにゴロリとなれる好みのスタイル。
木風呂は2ヶ所。
一般的には貸切風呂と言えばこれが標準的な大きさですね。
中尾平基準だとここは一人で入るのにちょうどよさそう。
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